実行記録の詳細
開いた実行記録が見せるもの。その上に並ぶ操作の帯、状態と開始時に記録したメタデータと 2 人の関係者を持つ見出し、インターロックの知らせ、データログのグラフ、判定した判定基準、そして発生区間です。
実行記録を選ぶと、ブラウザーの右半分にその詳細が開きます。詳細をたどってもその場に留まる操作の帯があり、続いて見出し、データログのグラフ、判定した判定基準、レポートとラベルの書類欄(ラベルとレポート)、データベースに書き込んだ実行ならデータベースの行の書類欄、発生記録、そしてコメントと注記(コメントと注記)が並びます。何も選んでいないとき、パネルには「実行記録を選ぶと、そのデータログ、総合判定、判定した判定基準、ラベル、発生記録を確認できます。」と出ます。
操作の帯
これらの操作は開いている実行記録に働くので、ページ自身のバーではなく詳細に付いて動きます。持ち出せる複製が先、次に生成した文書、最後に危険な操作です。ある操作に必要なものをロールが持っていないときは、その操作自体が描かれません。帯の大きさは、サインインしているロールにできることの大きさです。その場の状況が拒む操作はその場に残って灰色になり、ツールチップが足りないものを伝えます(「先に実行記録を選んでください。」、「この実行記録はまだ記録中です。先に終わらせてください。」、「別の実行の指令がまだ動いています。」)。
| 指令 | 何をするか | 灰色になるとき(状況) | 必要な権限(なければ描かれません) |
|---|---|---|---|
| CSV を書き出す | データログの生の値を CSV として取り出します。 | 帯の別の操作がまだ動いているとき。 | 履歴のエクスポートとインポート |
| XLSX を書き出す | 実行記録の識別情報、メタデータ、型付きのデータログを Excel のブックとして取り出します。 | 同じです。 | 履歴のエクスポートとインポート |
| GLAB を書き出す | 実行記録の全体を、持ち出せる .glab ファイルとして取り出します。 |
実行記録が完了、中止、失敗のいずれでもないとき。 | 履歴のエクスポートとインポート |
| PDF を作成(「PDF を作成」が使うレポートと一緒に) | 選んだ様式(「(手順のレポート)」またはライブラリーのどの様式でも)で実行記録の PDF を組み立てて開きます。 | 実行記録がまだ実行中か一時停止中のとき。 | 履歴のエクスポートとインポート |
| 新しいラベル(「新しいラベル」が使うラベルと一緒に) | その実行記録の手順が設定しているラベルの 1 つから、新しいラベルの成果物を実行記録のラベルの欄に記録します。送信は行いません。 | ラベルが 1 つも設定されていないとき(「この実行記録の手順は、ラベルを設定していません。」)、選んだラベルのテンプレートが消えているか空のとき、ステーションが読み取り専用のとき。 | 履歴の表示、手順の実行 |
| 削除 | 確認したうえで、実行記録とそのファイルを削除します。 | 実行記録が実行中、一時停止中、保存中のとき。ステーションが読み取り専用のとき。 | 履歴の管理 |
それぞれのエクスポートに何が入るか、PDF がどこに開くかは実行記録のエクスポートにあります。ラベルの選択欄は、ラベルの書類欄と一緒に説明します。
見出し
実行記録の名前、状態の行(「表示中 · 名前」、まだ何も記録していない実行記録なら「実行中 · 名前(スナップショット待ち)」、ファイルに 1 行も入っていない終わった実行記録なら「データなし · 名前」)、実行が開始時に記録したメタデータ、そして 2 人の関係者です。
メタデータは、実行が開始時に記録した項目ごとに 1 組ずつ、尋ねた順に、そのとき項目が持っていた名前で並びます。製造番号、ロット、そのほかのすべての項目で、実行記録ファイルから読むので、そのあとで項目の名前を変えたり項目を消したりしても、ここは何も変わりません。数値の項目は、ステーションの数値の形式(言語と形式)で、操作員が打ち込んだ桁数のまま読めます。12.50 は小数 2 桁を保ち、小数をコンマで書くステーションでは 12,50 と読めます。桁区切りの記号は付きません。数値として記録したロットや部品番号は数量ではなく識別子なので、1024 はどのステーションでも 1024 と読めます。それ以外の値は、連番の識別子も含め、記録されたとおりに読め、操作員が開始時に空のまま残した項目には欠測の印が出ます。列に収まらないほど長い名前や文字は省略記号で切られ、全文はツールチップで読めます。数値が切られることはありません。メタデータを記録しなかった実行記録、たとえばスナップショットや判定には、何も出ません。
2 人の関係者は次のとおりです。
- 開始した人は実行記録の索引から来るので、まだ記録中のものも含め、どの実行記録にもあります。当時の操作員の名前、ステーション、自動化、エージェントのいずれかです。
- 停止した人は凍結された実行記録ファイルにしかありません。実行が動いている間はまだ記録中と読め、停止か中止を要求した相手の名前を出し、誰も頼まなかった終わり方はその理由を説明します。インターロック、なし(実行が失敗しました)、そして時間範囲を走り切ったもの、即時の実行、単発の指令にはなし(ひとりでに終わりました)です。
実行が一時停止されたときは、その 2 つの間に一時停止した人と再開した人が並び、最後の一時停止と最後の再開をした相手とその時刻を、同じ書き方(当時の操作員の名前、ステーション、自動化、エージェントのいずれか)で示します。一度も一時停止されなかった実行記録には、どちらも出ません。
インポートした実行記録には <日時> · <ファイル> から に取り込み が加わります。チップは自動化と取り込み済みの印を繰り返し、実行が動いている間は記録中を、動いていなければ総合判定のバッジを出します。ユニットの停止インターロックで終わった実行記録には、インターロックで終了という知らせが付きます。「この実行記録は 中止、総合判定は 不合格 のままです。終了の理由には、このユニットの外部停止信号が終わらせたことを記録しています。」
ステーション内部の故障で失敗した実行記録には、障害で終了という知らせが付きます。故障した段階を示す 1 文に続いて「技術的な詳細はステーションの診断ログに残っています。」と書かれます。その 1 文は次のいずれかで、ステーションの言語で書かれます。エラーそのものは診断ログにだけ書かれます。
| 文 | いつ |
|---|---|
| 実行記録ファイルに書き込めなかったため、記録が止まりました。 | 実行が記録した行を実行記録ファイルが受け付けませんでした。 |
| 行の読み取りまたは判定中のエラーで、サンプリングが止まりました。 | 行を取得または判定する途中でサンプリングが故障しました。 |
| 実行の進行状況をステーションの履歴に保存できなかったため、記録が止まりました。 | 履歴の中で実行が動いていることを示す定期的な書き込みに失敗しました。 |
| 内部エラーでレシピが止まりました。 | レシピの設定値を送る仕組みが故障しました。 |
| 内部エラーで実行のサイクルの時間管理が止まりました。 | 時間範囲があってレシピのない実行で、サイクルの時間を刻む時計が故障しました。 |
| 実行の開始中に失敗しました。 | 実行が作られてから記録を始めるまでの間に何かが故障しました。 |
| ステーションの再起動後に実行を再開できませんでした。 | 再起動の後、実行を引き継げませんでした。ファイル、手順、ユニットのいずれかに届かなかったか、より古い実行がすでにユニットを使っていました。 |
| 実行の保存中にステーションが終了しました。 | 実行の終了を書き込んでいる途中でステーションが止まりました。 |
| 実行の終了を保存できませんでした。 | 実行の終了の保存、またはそのファイルを閉じる処理に失敗しました。 |
以前のバージョンで失敗した実行記録や、履歴の項目をファイルから作り直した実行記録は、知らせなしで「失敗」と読めます。停止または中止した実行記録や、インターロックで終了した実行記録には、この知らせは付きません。
データログのグラフ
詳細は、実行記録が記録したチャネルをその場に描きます。軸は最初のサンプルからの相対秒で、各系列は実行記録とともに凍結された色を持ち、そのチャネルがユニットで持っていた名前で示されます。積み重ねた帯も実行記録とともに凍結されるので、モデルを組み直したあとでも、詳細とレポートはステーションが見せていた絵をそのまま描きます。1 つの時間軸に沿って、帯ごとに 1 本の目盛りが付きます。注記は目立つマーカーとして、実行中に時刻が付いたコメントは控えめなマーカーとして描かれます。手順の判定が持つ合格範囲の帯は、実行記録を開くたびに今の構成から解決し直されます。実行記録ファイルは上下限を表示用の文字としてしか持たないためで、判定が削除されていれば帯は消え、相対の上下限は描かれません。グラフには共通のツールバーが付きます(グラフ)。その中には、同じグラフを独立したウィンドウ(/chart/run/<id>)で開くボタンもあります。そのウィンドウは実行記録をファイルから読み直し、拡大縮小をその場のグラフと連動させます。ウィンドウは読み取り専用で、ブラウザーと同じ権限を必要とします。
判定した判定基準
実行記録の手順が判定基準を判定したときは、判定した時間範囲ごとに 1 行ずつ並べます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| サイクル | その判定基準を判定したサイクルで、1 から数えます。 |
| 判定基準 | 実行記録を記録したときに設定されていた、判定基準の名前です。 |
| チャネル | 見張っていたチャネルです。 |
| 上下限 | 合格範囲を、実行記録に凍結された表示用の文字で示します。 |
| 重大度 | その判定基準が総合判定にどう効くよう設定されていたかです。 |
| 結果 | この時間範囲についての合格、不合格、判定不能です。 |
| 根拠 | 判定した区切りと、4 つのサンプル計数です。「判定 n 件 · 範囲外 n 件 · 取得不可 n 件 · 不正 n 件」。区切りは「実行記録の全体」、繰り返す実行では「サイクル N」、時間範囲では「2 秒から 10 秒」か「2 秒から終わりまで」、区間とその安定待ちでは「区間 3」か「区間 3、5 秒後から」、サイクルの中では「サイクル N、2 秒から 10 秒」です。1 点の方式の判定基準は「最後のサンプル」を足し(「実行記録の全体、最後のサンプル」)、その計数はそのサンプル 1 つだけのものです。以前の版が記録した実行では、計数だけが出ます。 |
| 影響範囲 | 取得できないサンプルか無効なサンプルで根拠を弱めたチャネルです。根拠がそろっていたときは、欠測なしの印が出ます。 |
| 最悪 | 数えたサンプルの中で、限界を超えた距離のいちばん大きいものです。小数 3 桁で書き、3 桁ではゼロと読めてしまうときは、それより多い桁で書きます。サンプルを判定して 1 つも範囲外がなかったときは 0、何も判定しなかったときは空です。以前の版が記録した実行では、範囲外がなかったところは空のままです。 |
| 備考 | 結果が判定不能のとき、その理由です。 |
発生記録
実行記録が発生記録を観測したときは、生の遷移ごとではなく発生ごとに 1 行として、発生区間を導き出します。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 発生記録 | その発生記録の名前です。 |
| 重大度 | 観測時に凍結された、重大、警告、情報のいずれかです。 |
| 開始 | 発生区間が始まった時刻、または「不明」です。 |
| 終了/状態 | いつ、どのように終わったか(「解除」)、または終わっていない状態です。「発生中 · 実時間」、「実行の終了時に発生中」、「中断」、「不完全」、「不整合」があります。 |
| 発生していた時間 | 条件が続いていた長さです。まだ続いている間は「· 実時間」、実行の終わりで区切られたときは「· 観測分」と付きます。 |
| 信号を取得できません | 発生区間の間、見張っていた信号が読めなかった長さです(一度も読めなくならなかったときは「なし」、欠測を完全には測れなかったときは「· 一部」)。 |
| メッセージ | その発生記録とともに凍結されたメッセージです。 |
発生区間の下には、技術的な時系列という開閉部(見出しにイベントの件数と観測セッションの件数が出ます)があり、記録された生の変わり目(発生、解除、取得不可、回復)と観測セッションの境目をすべて並べます。それぞれに発生記録、重大度、遷移、時刻、メッセージが付きます。境目の行は、新しい観測セッションが始まった理由を説明します。実行が再開したあと、監視が再起動したあと、定義が変わったあとです。境目の行は、発生記録の 2 つ目以降の観測セッションの前にだけ描かれ、最初のセッションには付きません。
選んでいる実行記録がまだ記録中の間は、発生記録の根拠は実時間のままです。時計は 1 秒ごとに進み、根拠と実行記録の索引の行は 2 秒ごとに読み直されるので、最終的な状態は再読み込みを押さなくても現れます。
この詳細がしないこと
記録された行を表としては見せません。データログはグラフで読むか、CSV か XLSX のエクスポートで読みます。何かを判定し直すこともしません。判定基準は実行記録に凍結された結果であり、グラフの帯は今日の構成から来た文脈であって、総合判定ではありません。そして実行記録のうち、コメント、注記、文書のほかは何も編集しません。